「デザイン」と聞いて、なんとなく『おしゃれ』とか『見た目の話』と捉えている方が多いのではないでしょうか?
今回は、DMにおけるデザインの重要性について解説いたします。
DMにおけるデザインの重要性
- ターゲットに興味を持ってもらえるように、キャッチコピーや色使い、画像やイラストの選定
- 訴求したいモノのイメージを感じ取れる雰囲気づくり
- 広告の目的をターゲットに理解してもらうための、レイアウトや文章
- ターゲットに心地よく読んでもらうための、文字の大きさ・メリハリのつけ方、紙面における文章量の調整。
など…
デザインは広告・販促ではとても重要な役割を担っています。
皆さんは自分の家に届くDMにどれだけ目を通していますか?
大半は内容を見ずにそのまま捨てているのではないでしょうか?
DMは、送りさえすれば効果が出ると思っている方が多くいらっしゃいますが、
『ほとんど捨てられている』という現実を認識するところから始めた方がいいと思うのです。
その現実を知った上で、
- 少しでも多くの人に
- 手にとってもらうために
- 読んでもらうために
- 共感してもらうために
- 読んで、知って、行動してもらうために
- 細部まで心を配ること
これがDMのデザインが担う役割なのです。
デザインを作るときに必要なこと
ターゲットの気持ちになる・客観的に見る目を持つ
昔からお世話になっているコピーライターさんに仕事の魅力を伺ったことがあります。
『世代や性別を超えていろんな人になれること』が楽しいとおっしゃっていました。
まさに、その気持ちがDMを制作する人には必要だと思います。
ある時は子持ちの主婦に、ある時はおじいちゃんに、またある時は女子高生に・カリスマ社長になどなど・・・
ダーゲットの背景を探り、気持ちになって考えれば自ずと見えてくることがあります。
簡単なところでいうと、ターゲットが高齢者の場合ならば、小さい文字で書いてあるDMは読んでもらえないのではないか。
家族連れで来て欲しいイベントなのに、地味すぎて楽しさが伝わらない?
など、ターゲットになったつもりで、でき上がったものを客観的に見る目が必要です。
訴求したいものの雰囲気にふさわしいかどうか
ターゲット側からの目線だけでなく、DMで訴求したいモノやサービスの雰囲気にふさわしいかどうかも考慮しなければいけません。
- 例えば、高級時計であれば、見て高級感が伝わるか。
- スーパーの安売りであれば、安売り感が伝わるか。
- 美味しいお肉であれば、そのお肉の美味しさが伝わるものか。
そのための色使いや、文字の選び方、またイメージ写真のセレクトなどに考慮が行き届いているかどうかも見るべきポイントです。 またお店やブランドであれば、ロゴの色を紙面に取り入れることで、印象が伝わりやすいという効果もあります。
内容が伝える順番通りに見えるか
おしゃべりをしていて、話す順番を間違えて話したい趣旨が伝わらないことよくありませんか?
DMでも訴求したい内容を伝えるためには、伝える順番が大切です。
そして、紙面上で伝える順番通りに見えるかどうかがデザインをする上で重要な位置を占めます。
出来上がった紙面を見て1番初めに見えるところ、2番目に見えるところ、と指差しで順番をつけていき、その順番通りに見たときに、DMの意図が伝われば正しいデザインというコトです。
例えば、
まずキャッチコピーとイメージ写真、そしてリードコピー、商品紹介の本文、最後に店舗の連絡先…
訴えたいことが理路整然と理解できて、行動を起こす気分になれればそれは、デザインがうまくいっているDMになります。
この順番通りに見せるために、文字の大きさ・太さ、色使い、配置などを駆使することがデザインを作る上で大切なことになります。
普段の生活でできる、デザインを見る習慣
いいデザインを作るためには、地道ですが色々なデザインを見て考えることだと教わりました。
みなさんデザイナーではないので、そこまでする必要なないと思いますが、一度やってみるとをおススメします。
- いいなと思うポスターを見て、どこがいいのかを考えてみる。
- これはあまり見たくないなぁと思う広告を見て、どこがよくないのかを検証する。
- 目につく看板を見て、なぜ目につくのか考えてみる。
- 思わずクリックしてしまったバナーをなぜクリックしたか考える。
など、想像以上に考えられているものもあれば、改善点が見えてくるものもあるかもしれません、そういったご自身の気づきが、次のDMのデザインに活かされることでしょう。
そして同時に、普段どれだけたくさんのデザインを何気なくスルーしていたかと、気づくかもしれません(笑)
ぜひ、お試しくださいませ!